7月28日は土用の丑(うし)の日でしたね。
「う」のつく食べ物は食べられましたか?
「う」のつく食べ物といえば、やはり「うなぎ」でしょうか。
夏の土用の丑の日が近づいてくると、スーパーマーケットの売り場には、うなぎの蒲焼きがずらり。
蒲焼きの蒲とは…?
昔は、うなぎを開かずにぶつ切りにしたものを竹串に刺して焼いていました。その様子が蒲(がま)の穂に似ていたことから蒲焼き(かばやき)と呼ばれるようになったとか。
かまぼこも漢字で書くと「蒲鉾」ですよね。
蒲鉾も、もともと魚のすり身を木や竹の棒に巻き付けて焼いていた形が蒲の穂に似ており、さらに蒲の穂が鉾(ほこ)に似ていることから「蒲の鉾」となり、最終的に「蒲鉾」に呼ばれるようになったそうですよ。
土用は日本独自の暦・雑節(ざっせつ)のひとつです。
夏の土用が最もポピュラーですが、年に4回あります。立春、立夏、立秋、立冬それぞれの直前約18日間が土用となります。
今年の夏の土用は7月19日~8月6日で、7月28日が丑の日でした。
土用に食べるとよいとされる食べ物が季節ごとにあります。
春…戌(いぬ)の日に「い」のつくもの・白いもの(いわし、いちご、しらすなど)
夏…丑の日に「う」のつくもの・黒いもの(うなぎ、うどん、しじみなど)
秋…辰(たつ)の日に「た」のつくもの・青いもの(大根、玉ねぎ、青魚など)
冬…未(ひつじ)の日に「ひ」のつくもの・赤いもの(ヒラメ・トマトなど)
体調を崩しやすい季節の変わり目に、普段より気をつけて行動したり、滋養のある食べ物を食べて英気を養おうという昔からの生活の知恵です。大切にしたいですね。
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